笑いヨガはユーモア、ジョーク、コメディを使わず、理由なしで誰でも笑うことができる笑いの健康体操(エクササイズ)です。
グループでエクササイズ(作り笑い)として行いますが、アイコンタクトや子どものような遊び心で、すぐに本物の笑いに変わります。
なぜ笑いヨガと呼ぶかと言うと、笑う体操とヨガの深い呼吸法を組み合わせたものだからです。新鮮な酸素が大量に身体中に入り,エネルギーが溢れ元気になるのを実感できると思います。
身体には作り笑いと本物の笑いの区別がつかず、どちらも身体的そして精神的な効果を得ることができるという、科学的根拠に基づいて作られています。
笑いヨガは、インドの内科医マダン・カタリア博士によって考案されました。現在120カ国以上に広がり、数多くの笑いヨガクラブが活動しています。
また、企業、フィットネスクラブ、ヨガスタジオ、教育機関、高齢者施設、障がい者施設などでも実践されています。
─── 笑いヨガベーシックラーニングコーステキストより引用
笑いヨガ創始者のマダンカタリア博士は、笑いヨガをすることで、理由なく笑うことによる魔法の様な結果を体験しました。そこで見つけた「理由なく笑うことの5つの秘密」をベーシックラーニングコーステキストより抜粋して、ご紹介します。
秘密1:笑うためにユーモアのセンスは必要ありません
多くの人々が、笑うためにはユーモアのセンスを持つことが必須だと思い込んでいますが、笑いヨガが、それが間違っていることを証明しました。喜びに溢れた笑いが自然に出てくるるようになるためには、自分自身や家族そして社会によって作り出された抑制や締め付けを取り除くことが重要です。笑いヨガが、これらの浄化の過程を簡単にしてくれ、私達全員の内側に潜んでいる自然な喜びに溢れる笑いを解放します。
秘密2:身体の動きが感情を作る
「笑う気分ではないし、笑う理由もないのですが、どうやって笑うことができ
ますか?」という質問の答えは、「身体の動きが感情をつくる」の説にあります。身体と心には生来繋がりが存在します。心に発生することは、必ず身体にも発生す
るのです。よって、考え方が変えれば、身体の動きも変わってきます。逆に言えば、身体の動きを変えれば、精神の状態が変わるのを経験することが出来ます。笑いヨガは、身体と心を同期し、調和を維持する力があります。
秘密3:例え幸せでなくても、笑うことは出来ます
昔からの諺に、「幸せでなければ、幸せな人のように振る舞いなさい。そうすれば、いづれ幸せになります」があります。この「幸せなように振る舞う」という行為の背景には、科学と知恵が隠れているのです。医学的調査では、例え、笑う振りをしたり幸せな振りをするだけでも、体内から幸福な化学物質放出されることを論証しています。
笑いヨガでは、「本物になるまで真似をしよう」を重要視しています。実際、することを考えることと実際にそれを行うことに、大きな違いはないのです。笑いの源がなんであれ、笑っていれば、本当におかしくて笑うのと同様の、身体的変化は訪れるのです。
秘密4:子供の様な遊び心を育む
笑いヨガは、ただ笑うことだけではありません。本質は子どもの様な遊び心を育むことにあるのです。ひとたび、遊ぶことを学べば、笑うことは考えなくて良いのです。あなたの内に存在する、遊び心に溢れた子どもにとっては、笑うことは自然の流れなのですから。
グループで笑うことで、安心して子どもの様に振る舞える場が提供され、抑制が取り除かれ、リラックスする手助けになります。いつまでも子どもでいることを忘れないように、繰り返し伝えています。
秘密5: もっと笑える様になるように訓練できる心と体
身体や心は、あなたが笑いたいと思った時に、笑えるように訓練できるのです。ある程度の期間、身体的行動を繰り返せば、心は予測出来る反応を示すようになります。笑いヨガを定期的に行えば、心のなかが、いつも喜びにいっぱいになるように条件付けられます。笑いヨガによって、脳が、身体に幸福感をもたらすホルモンを発生させる新しいニューロン回路を開発します。この回路が、身体を動かしながら、笑いヨガのエクササイズを行うことが引き金となり活発に動き始めることで、心の中も喜びの感情でいっぱいになるのです。
─── 笑いヨガベーシックラーニングコーステキストより引用
笑いクラブを始めた5人。ドクターカタリアと奥様のマデュリ。そしてお友達です。